算数を究める

算数の基礎と雑学をわかりやすく解説します。よりよい算数授業と算数好き児童を増やすサイト

1年生の算数 算数の基礎

「数」というものをどのように教えるのか

投稿日:2020年4月15日 更新日:

大人にとっては、当たり前すぎて意識をしないほど、「数」というものは、日常生活のありとあらゆる場面で出てきます。

しかし、生まれてすぐに「数」というものの存在をしっている人はいません。

それでは、「数」というものを知らいない人(子)にどのように「数」を教えればよいのでしょうか。

①数唱

「1,2,3,4,…」と数を1ずつ数えることを「数唱」といいます。

よくお風呂から出るときに、肩まで浸かって10まで数えたりしますね。

このとき、子どもは自分が唱えているものが「数」であるという認識はありません。

実際に、私の息子が3歳のときに、1から10まで数えられるようになり、両手の指の数をかぞえさせたら、

上のように、両手で指が5本になってしまいました。

数唱の「いち」と数としての「1」が対応していないんですね。

②一対一対応

数を唱えることができるようになったら、「数(数唱)」と「物」を対応させます。

先ほどの、指の数のように、2本の指に「い~ち」ではいけません。

1本の指に1つの数詞を対応させます。

このときに唱えている数を「順序数」といいます。

上で唱えた数は「順序数」ですので、「ご」は「ご本目の指」を表していて、「片手の指の数が「全部でご本」と、全体の数のことを言っているのではありません。

「最後の数が、全体の個数を表すんだ。」ということを理解させる必要があります。

子が、指の数を10まで数えた後に、「指の数は全部で何本?」と聞くと「ろく」とか「ご」と答えられてがっくりした経験がある保護者の方は少なくないでしょう。

-1年生の算数, 算数の基礎

執筆者:

関連記事

ものの位置の表し方

第1学年では、左右や上下など、1次元のものの位置の表し方について学習しています。 第4学年では、平面上にあるものの位置についてどのように表すのかを学習します。この学習では、児童が体を動かしながら、楽し …

ブロックを操作させる際の抑えたいポイント

小学1年生の算数において、ブロック操作は欠かせません。このページではブロックについて考えていきたいと思います。 なぜブロックを使うのか? 低学年の算数では「まとまり」を意識することが非常に大切なことで …

ひき算を学ぶ順番と扱う数値の理由

小学1年生におけるひき算の学習は、どのような段階を経るのか、また、教科書に出てくる問題の数値はどのように決められているのか解説します。 ひき算①:繰り下がりのないひき算 一番はじめに習うひき算は繰り下 …

1年生:任意単位による長さの比較 授業のポイント

1年生の長さの授業も、直接比較→間接比較と学習が進み、いよいよ最後の任意単位を使った長さの比較に入ります。 (定規を使う普遍単位の比較は2年生) 算数を究める1年生:長さの直接比較 授業のポイントht …

4種類のひき算のブロック操作の違い

小学1年生のひき算について指導要領解説に示される4種類について、それぞれのブロック操作の違いを説明します。児童に操作させる際には、問題場面に沿った操作を行わせる必要があります。 9種類のひき算について …