算数を究める

算数の基礎と雑学をわかりやすく解説します。よりよい算数授業と算数好き児童を増やすサイト

4年生の算数 5年生の算数 6年生の算数 算数雑学

世界のわり算の筆算4種類!メリット&デメリット

投稿日:2019年1月6日 更新日:

世界中には様々なわり算の筆算のやり方があります。世界中のわり算の筆算を知ることで、日本のわり算の筆算のメリット・デメリットが見えてきます。最初にメキシコから見ていきましょう。

メキシコのわり算

メキシコのわり算の筆算は日本ととても似ています。メキシコは、かける数と商のかけ算を書きません。(上では4×3=12と4×7=28)暗算が増える分、日本よりも少し難しいかもしれませんが、全体としてすっきりしています。次はフランスです。

フランスのわり算

フランスは日本とはだいぶ形が違います。書く量は変わらず、場所だけが違うことがわかります。演算記号の「-」を書くことも特徴です。次はオランダです。

オランダのわり算

オランダは日本と形が似ています。商を書く場所が日本は除数の上なのに対し、除数の右に書きます。最後に中南米です。

中南米のわり算

中南米は、式の形をいかして筆算が行われます。だいぶすっきりした形です。

以上のように、世界中でわり算の筆算の形が違うことが分かったと思います。次に、日本のわり算の筆算のメリット・デメリットを見ていこうと思います。

日本のわり算の筆算のメリット・デメリット

メリット:わり算は大きな位から割っていく

わり算は、他の演算と異なり、大きな位から計算を進めていきます。詳しくはこちら↓↓

そのため、わられる数の左側にわる数があった方が、わる数がわられる数の大きいくらいのすぐ近くにくるため、間違えが減ります。

デメリット:商を書く位置

実際に子どもにわり算の筆算をさせると、ノートがごちゃごちゃになってしまうのを見たことがある人は多いかと思います。日本のわり算の筆算は商を、わられる数の上に書くため、前にやった筆算とくっついてしまうことが多くあります。日本のわり算の筆算を書かせるときには、前の問題と十分に間をあけることをよく言い聞かせることが大切です。

こちらのページもわり算について解説しています。ぜひご覧ください。

わり算の種類(等分除と包含除)についてはこちら↓↓

わり算の性質についてはこちら↓↓

-4年生の算数, 5年生の算数, 6年生の算数, 算数雑学

執筆者:

関連記事

かけ算の順序問題

1皿に5個ずつみかんがのっています。4皿分では、みかんは何個でしょう。 この問題の式を 「 4✕5 」と書き、テストでバツをもらった!日本の教育はおかしい! というようなかけ算の順序問題を聞いたことが …

直方体を何回切れば展開図になる???

直方体があります。 この直方体には12本の辺がありますが、展開図にするためには、いくつの辺を切ればいいでしょうか?? もくじ 解法① くっつく辺の数を考える解法② 不要な辺を除く解法③ 折られる辺を考 …

計算が苦手な人に知ってほしい「積み上げわり算」

わり算の筆算で起こりうる間違いは、主に 商の立て間違い です。この商の立て間違いによって、あまりが除数より大きくなってしまったり、何度も何度も書いては消しての繰り返しをしている子が多くいます。 ここで …

三角形の内角の和を帰納的&演繹的に求める方法

三角形の内角の和が180°であることを導くには多くの場合、帰納的に考えます。ここではその帰納的な考え方とともに、三角形の内角の和を演繹的に考える方法も解説します。 もくじ 帰納的①:角度をはかる帰納的 …

正多角形の面積から円の面積の公式へ

正五角形の面積を求めてみましょう。 抽象的になりますが、一般化を図るために言葉の式で考えます。 次に、正六角形の面積を考えます。 どちらの面積も、 「周りの長さ✕高さ÷2」 で求められるようです。   …