「m」は単位ですか?「匹」は単位ですか?その違いをご存知ですか?単位と助数詞の違いをどこよりもわかりやすく解説します!
大辞林によると、
単位:ものの量をはかるための基準として定められた量(円・メートル・グラムなど)
助数詞:数量を表す語につけて、数えられる物の性質や形状などを示す語(本・枚・個など)
とあります。わかったようなわからないような…。
もくじ
助数詞につく数は変わる!
ここにジュースがあります。どのくらいありますか??
「1本ある。」と答えたあなた!それは、助数詞です!
また、下のように、コップに入れれば、
「コップ2杯分ある。」と答える人もいるでしょう。この「杯」も助数詞です!
では、ジュースの中身を小さなペットボトルに入れたらどうなるのでしょうか。「3本」と助数詞は変わりませんが、数は変わってしまいますね。
同様に、小さなコップに入れてみましょう。「5杯」と助数詞は変わりませんが、やっぱり数は変わってしまいますね。
また、下のように牛がいるとしましょう。
牛が2頭いますね。大きさは全然違いますが、両方1頭と考えますね。
このように、入れ物を変えると数が変わったり、大きさに関係なく「1〇」と数えるときは助数詞です。
単位につく数は不変!
一方、単位につく数は何がどうなっても変わることはありません。(定義が変われば変わりますよ!)
例えば、先ほどのジュースは、どんなペットボトルに入れても、どんなコップに入れても、1Lは1Lで変わりませんよね。
また、牛でしたら、左の牛は2tで右の牛は1tといったようになりますね。
このように、誰がどのように計測しても同じ値(量)になる場合は、単位です!
おさらい
わかったでしょうか。
「本が1冊ある」と考えたとき、どんな厚さの本でも1冊は1冊ですね。「冊」は助数詞です。厚さが、「3cm」であったとき、これは不変なので「cm」は単位です。
また、分離量につくのは助数詞、連続量につくのは単位です↓
分離量と連続量の意味と違いを知っていますか?
外延量と内包量の意味や違いを知っていますか?
漢字で表される単位の秘密
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