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2年生の算数

普遍単位による長さの比較を教えるポイント

投稿日:2018年9月30日 更新日:

1年生では、任意単位による比較を行いました。2年生では普遍単位を用います。

任意単位の限界

任意単位による比較で長さを「いくつ分」で表すことが可能になりました。下のように机の縦の長さを任意単位による比較で考えてみましょう。

机の左側は鉛筆3本分、右側は鉛筆2本分でした。机の左側の方が長いのでしょうか。もちろん、そんなはずはありません。任意単位による比較は長さを共有することにおいて不具合が生じます。

  1. 机の縦の長さを任意単位で比較する
  2. のぞみさんの机は鉛筆3本分、わたるくんの机は鉛筆2本分
  3. のぞみさんの机の方が縦が長い
  4. それはおかしいぞ!

上のような授業の導入を行うことで、不具合を児童に感じさせ、任意単位の限界と普遍単位の必要性に気付かせることが大切です。

普遍単位の必要性

日本では普遍単位として、「メートル法」が使われています。普遍単位を用いることで全世界の人たちが同じ長さの基準を手に入れ、あらゆる長さの比較が可能となりました。

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  1. […] 長さは身長や距離など非常に身近にある量です。量の学習は長さも面積も体積(容積)も「直接比較」、「間接比較」、「任意単位による比較」、「普遍単位による比較」の4つの段階を経ます。 […]

  2. […] 面積とは広さを数値化したものです。ここで、長さの学習を思い出してみましょう。長さを数値化するために「メートル」という単位を作りました。同じように面積を数値化するために「平方メートル」という単位を作ったのです。 […]

  3. […] 普遍単位による長さの比較 […]

  4. […] 長さは身長や距離など非常に身近にある量です。量の学習は長さも面積も体積(容積)も「直接比較」、「間接比較」、「任意単位による比較」、「普遍単位による比較」の4つの段階を経ます。 […]

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