算数を究める

算数の基礎と雑学をわかりやすく解説します。よりよい算数授業と算数好き児童を増やすサイト

算数雑学

海底2万マイルって、残念な旅行??

投稿日:2019年10月6日 更新日:

ネモ船長の小旅行!?

ジュール・ベンヌ作「海底2万〇〇」という有名な小説があります。(船長の名前がネモ)

ちなみにこの小説の日本語訳は訳の違いで、いくつかの単位のものが出版されています。

原作:海底2万リュー=110000km=地球3周くらい

(わたしは初め、2万リュー(もしくは2万マイル)の距離だけ、海を潜ったのだと思っていましたが、船が進んだ距離でした!!)

 

 

「リュー」という単位が日本に馴染みがないので単位換算をし、当初は「海底6万マイル」という題にしました。しかし、原作とごっちゃになり、今は「海底2万マイル」が主となっています。

東京ディズニーシーのアトラクションも「海底2万マイル」ですよね。

海底2万マイル=32000km=地球1周未満

「6万マイル」 が 「2万マイル」 になったので、冒険の規模が3分の1になりました…。

 

 

ここで終わればよかったのですが、「マイル」を「海里」とする訳も存在しています。

海底2万海里=36000km=地球1周未満

若干、規模が大きくなりました。よかった!!

 

そして、「海里」を「」とする訳もあります。

海底2万里=80000km=地球2周

地球2周なら、ネモ船長も許してくれるでしょうか。

 

 

ところが!!問題は中国で起きていました!

この本を中国語訳で考えると…

「1里」は中国では500m なので、

中国語訳「海底2万里」=1万km

太平洋を横断するくらいです。あの雄大で壮大な大冒険が単位の違いでちょっとした旅行になってしまいました…。単位換算て難しいですね…。

世界的に有名な小説だからこそ、このような問題も起きてしまったのでしょう。

 

「マイル」などの長さの普遍単位については知りたい方はこちら↓

長さの普遍単位

-算数雑学

執筆者:

関連記事

かけ算の順序問題

1皿に5個ずつみかんがのっています。4皿分では、みかんは何個でしょう。 この問題の式を 「 4✕5 」と書き、テストでバツをもらった!日本の教育はおかしい! というようなかけ算の順序問題を聞いたことが …

算数に欠かせない『理想化』とは!?

算数の授業をしたことがあっても、『理想化』という言葉を知っている教員は、そう多くはないのではないでしょうか。 しかし、算数の授業は、この『理想化』なしにはなりたちません。このページでは算数における『理 …

漢字で表される単位の秘密

mやkgなど、SI基本単位やSI接頭語は漢字一文字で表されることもあります。SI接頭語と漢字は意外と相性がいいみたいです。 基本的な単位についての解説はこちら↓ 単位の種類と仕組み(mを基準に!c,k …

不思議な時計のひみつ

上映77周年記念ミッキーファンタジーアワー限定時計 という面白い時計があります。 上の画像を見ていただければお分かりの通り、文字盤が一般的な時計とは異なります。 画像の短針は4を指しているので4時です …

分割分数と量分数の意味と違いを知っていますか?

分数には「分割分数」と「量分数」があります。この2つの分数を使い分けないととんでもない誤解に繋がります。 分割分数 小学1年生では「はんぶん」という言葉ついて学び、これが分数の入り口となります。 小学 …