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算数の基礎

算数的活動と数学的活動の違い

投稿日:2019年10月3日 更新日:

平成29年度告示の算数科学習指導要領では、「算数的活動」という用語は出てきません。かわりに、「数学的活動」という用語が出てきます。

このページでは「算数的活動」と「数学的活動」は何が違うのか説明します。

 

 

算数と数学の違い

はじめに「算数」と「数学」は何が違うのか考えてみましょう。

小学校で習うのが「算数」

中学校以上で習うのが「数学」

ですが、内容的な違いはあるのでしょうか。そもそも、なぜ小学校では「数学」ではなく「算数」を習うのでしょうか。

算数とは…

語彙としての算数

「算数」の「算」は、音読みは「さん」訓読みは「かぞえる(算える)」です。「算数」はどちらも「かぞえる」という似た意味(同じ意味)の漢字から成る二次熟語です。つまり、算数ではかぞえる活動が基盤となります。

算数の内容

算数は小学校で扱う教科です。小学校でしか習いません。

算数の一番の特徴は「日常生活で触れるもの」や「身の回りのもの」を考えるということです。より簡潔に言うならば、算数では主に「量」を扱います。

物の個数から始まり、時計の読み方、長さや重さ、嵩(かさ)、速さ、密度などが算数の内容(の一部)です。

「数」とは抽象的な概念です。小学生段階の子どもたちには抽象的な数よりも具体的な物を用いた量(数量)を扱った方が理解しやすいのです。「実感を伴った理解」という言葉が使われることも多くあります。

 

 

数学とは…

語彙としての数学

「数学」の「数」は「かず」と「すう」という2つの読みがあります。数学では「すう」という意味で用いられています。「学」は「ならう」「研究する」という意味があります。ですので「数学」とは「数(すう)に関して研究すること」という意味です。

なぜ、算数的活動から数学的活動へ言葉が変わったのか

それでは本題です。平成29年度告示の学習指導要領では「算数的活動」ではなく「数学的活動」という語句になっていることは周知でしょう。。

それまでの指導要領では、「算数的活動」が重視され、様々な活動が授業内で行われました。

が!!

活動だけで終わってしまう授業が多く、活動がツールではなく、ゴールになってしまっているとう現状がありました。

実際に身につけなければいけないことを身につける手段として行われるはずであった活動が、活動を行うための活動となり、身につけるべきものが身についていない。活動しただけで終わり という授業が多くなってしまったのです。

それでは、本末転倒です。そこで、生活における活動(=算数的活動)ではなく、数学として、学問としての活動(=数学的活動)を行いましょう!というメッセージが隠されているのです。

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