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単位と助数詞の違い

投稿日:2019年11月15日 更新日:

「m」は単位ですか?「匹」は単位ですか?その違いをご存知ですか?単位と助数詞の違いをどこよりもわかりやすく解説します!

大辞林によると、

単位:ものの量をはかるための基準として定められた量(円・メートル・グラムなど)

助数詞:数量を表す語につけて、数えられる物の性質や形状などを示す語(本・枚・個など)

とあります。わかったようなわからないような…。

助数詞につく数は変わる!

ここにジュースがあります。どのくらいありますか??

「1ある。」と答えたあなた!それは、助数詞です!

また、下のように、コップに入れれば、

「コップ2分ある。」と答える人もいるでしょう。この「杯」も助数詞です!

では、ジュースの中身を小さなペットボトルに入れたらどうなるのでしょうか。「3本」と助数詞は変わりませんが、数は変わってしまいますね。

同様に、小さなコップに入れてみましょう。「5杯」と助数詞は変わりませんが、やっぱり数は変わってしまいますね。

また、下のように牛がいるとしましょう。

牛が2いますね。大きさは全然違いますが、両方1と考えますね。

このように、入れ物を変えると数が変わったり、大きさに関係なく「1〇」と数えるときは助数詞です。

単位につく数は不変!

一方、単位につく数は何がどうなっても変わることはありません。(定義が変われば変わりますよ!)

例えば、先ほどのジュースは、どんなペットボトルに入れても、どんなコップに入れても、1Lは1Lで変わりませんよね。

また、牛でしたら、左の牛は2tで右の牛は1tといったようになりますね。

このように、誰がどのように計測しても同じ値(量)になる場合は、単位です!

おさらい

わかったでしょうか。

「本が1冊ある」と考えたとき、どんな厚さの本でも1冊は1冊ですね。「冊」は助数詞です。厚さが、「3cm」であったとき、これは不変なので「cm」は単位です。

また、分離量につくのは助数詞連続量につくのは単位です↓

分離量と連続量の意味と違いを知っていますか?

外延量と内包量の意味や違いを知っていますか?

漢字で表される単位の秘密

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