小学1年生のひき算について指導要領解説に示される4種類について、それぞれのブロック操作の違いを説明します。児童に操作させる際には、問題場面に沿った操作を行わせる必要があります。
9種類のひき算についてはこちらのページをご覧ください↓
ひき算のパターン(8種類)
もくじ
「求残」のブロック操作
「求残」は、ブロックを取り除く操作になります。右側のブロックを右へ(もしくは下へ)移動させます。残ったブロックの数が答えです。

5-2 でしたら、ブロックを2つ移動させますね。この2は式の右側にあることから、右側の2つのブロックを動かす方が自然です。
「求差」
「求差」は、「ちがい」を求めます。

上のように、ブロックを2段に置いて、ペアを作らせます。ペアを作れなかったブロックの数が答えです。
「順序数を含む減法」
「順序数を含む減法」は、問題の通りに、ブロックを人に見立てて並べてみましょう。
「こどもが5にんならんでいます。わたるくんはまえから2ばんめです。わたるくんのうしろにはなんにんいますか。 」という問題でしたら、

となります。上のように、基準となる人のブロックの色を変えるとわかりやすくなります。あとは、求められている場所のブロックの数を数えれば答えが出せます。
「求小」
「求小」では、大きい方の数量と大小の差がわかっています。まずは、大きい方の数量分のブロックを用意します。そして、大小の差の分だけ残して、ブロックをひっくり返しましょう。ひっくり返したブロックの数が答えです。

「異種のものの数量を含む減法」
「異種のものの数量を含む減法」では、異種の2量が出てくるので、ブロックの色を変えて、2列に並べましょう。
あとは、「求差」と同じようにペアを作り、残ったブロックが答えになります。
具体的なブロック操作の基本的なポイントについてはこちら↓↓↓
ブロックを操作させる際の抑えたいポイント