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数字の種類(3種類)メリット&デメリット

投稿日:2018年9月23日 更新日:

世界には様々な表記法と記数法があります。様々な表記法と記数法を知ることで現在、主に使われているアラビア数字のよさが際立ちます。

数と数字の違い

そもそも数と数字は何が違うのでしょうか。簡単にいうと数を字で表したものが数字です。(そのまんまですが…)もう少し難しい言葉を使うと、数字とは数を表現するための記号です。似ている言葉に数詞というものがあります。数詞とは数字の読み方のことです。「いち、に、さん」や「ワン、ツー、スリー」などです。

様々な数字

数字の種類として生活をしていると目にする「漢数字」、「ローマ数字」、「アラビア数字」について説明します。

アラビア数字

1番多く目にするもので、「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」の10種類からなります。アラビア数字最大の魅力は0(何も無いこと)を表記することです。

アラビア数字のメリット

アラビア数字は、0による「位」の考えが使えることが最大の強みです。日常的に使っている10進位取り記数法(両手の指が10あることから)やコンピューターに使用される2進法、デジタル時計に見られる60進法などバリエーションも豊かです。さらに、0を無数に書くことで、いくらでも位を増やすことができます。

アラビア数字のデメリット

一見万能そうなアラビア数字にも弱点があります。1つ目は読み方です。例えば100000001を読むとき一の位から「一、十、百…」と位を1つずつ読んでいく必要があります。この問題を解決するために「,(カンマ)」を使いますが、このカンマがクセ者で…。

外国から入ってきたカンマをそのまま導入してしまったので、英語に適した3つの位ごとにカンマをうつルールにしてしまったのです。上に挙げた100000001は、100,000,001となります。結局読みにくい。

これを日本の数詞に適した形(4つの位ごと)にすると1,0000,0001となり、いちおくいちとすぐに読めますよね。誰かこのカンマの表記法を変えてくれませんかね…。

漢数字

中国から日本に伝わり、数を漢字で表したものです。「一、二、三、四、五、六、七、八、九」と位を表す「十、百、千、万、億、兆(指導要領はここまで)」で表記します。漢数字もアラビア数字同様、10のまとまりで考えられています。何も無いことを「〇」と表記して302を三〇二のように、十進位取り記数法を用いる場合もあります。

漢数字のメリット

漢数字は数詞として優れています。例えば100000001は漢数字では一億一と、とても簡潔ですね。10000は一万ですが、1000は一千としないことに注意が必要です。

漢数字のデメリット

漢数字は4つの位ごとに記号があります。大きい位として、万、億、兆、京…無量大数、小さい位として分、厘…浄となっており、これ以上の数を表すことはできません。また分数を表記することもあまりありません。

また、1より小さい数については、誤解をしている人が多くいます。詳しくはこちらのページをご覧ください↓

ローマ数字

オシャレな時計盤に記載されているのがローマ数字です。下のように1,5,10,50,100,500,1000…といった数に対してローマ字が対応しています。

ローマ数字のメリット

キリの良い計算がわかりやすいです。C+L=CL、CDXIV-XIV=CDとなります。キリが良くないとXII-V=VIIIとわかりにくくなります。(性質的にそろばんとにているのでそろばんが得意な人にはいいかもしれません。)

ローマ数字のデメリット

漢数字と同様に表記に限界があります。また、448はCDXLVIIIなど、とてもわかりにくいです。

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