算数を究める

算数の基礎と雑学をわかりやすく解説します。よりよい算数授業と算数好き児童を増やすサイト

1年生の算数 2年生の算数 3年生の算数 単発授業

時計の学習のアクセントに!アナログ時計とデジタル時計のメリット&デメリット

投稿日:

算数で多くの児童を悩ませる学習の一つが時計です。「時刻はよめても時間がわからない」という児童も多く、最後には「生活経験が足らないから仕方ないね。」「大人になったら読めるようになるから。」と諦めてしまう人もいます。

このページでは、難しい時計の学習のアクセントとして、アナログ時計とデジタル時計について、お互いのメリットとデメリットについて考えました。

児童が時計に興味を持てば、きっと学習にも効果が表れるはずです。

あなたならアナログとデジタルどちらの腕時計をつけますか?

デジタル時計のメリット

教科書ではデジタル時計は扱いません。しかし、テレビで見る時刻やスマホの時刻など、多くの場面でデジタル時計を目にしているはずです。

そんなデジタル時計のメリットは、

①表示に場所を取らない

②瞬時に時刻を把握できる

という2つです。

表示に場所を取らない

デジタル時計は数字という文字ですから、文字が読める大きさなら表示が可能です。ですから、ニュース番組の左上などの小さな場所に表示することができます。もし、ニュース番組の左上にアナログ時計が表示されていたら、きっと小さくて見にくいか、大きくてニュースの邪魔になるでしょうね。

瞬時に時刻を把握できる

デジタル時計最大のメリットは、時刻を瞬時に把握できる点でしょう。

車の時計は、ほとんどがデジタル時計です。運転中はあまり時計を見る時間がありません。ですから、瞬時に時刻を把握できるデジタル時計の方が都合が良いという考えなのでしょうか。

デジタル時計では、数字をそのまま読めばいいだけですから、数字が読めるなら幼稚園児でも、時刻を把握することができます。

逆に考えれば、数字を読むことのできない子は、デジタル時計に向きませんね。

アナログ時計のメリット

いよいよ教科書で扱うアナログ時計のメリットを考えてみましょう。学校内で見かける時計のほとんどがアナログ時計なのではないでしょうか。

アナログ時計のメリットは、

①数字が読めない幼い子に時刻を伝えられる

②時間を視覚的に捉えられる

という2つがあります。

数字が読めない幼い子に時刻を伝えられる

幼い子に「長い針が11になったら寝ますよ。」と言ったところで理解はされません。

そんなとき、こんなアナログ時計ならどうでしょうか。

 

「長い針が11になったら」ではなく、「長い針がバズライトイヤーのところまで行ったら」といえば、幼い子にも伝わりやすくなります。

貼ったり剥がしたりができるシールを時計に貼り、「長い針がシールのところにいったら・・・」という使い方もできますね。

時間を視覚的に捉えられる

「10時40分から11時10分までは何分間か」という時間を求める際に、アナログ時計では「半周だから30分だ。」と瞬時に判断することができますね。

一方、デジタル時計では、10時40分から20分後が11時、さらに10分後だから30分だ。」と計算をしなければなりません。

スポーツではどちらの時計が使われることが多いの?

スポーツでは記録を追い求める観点から、時計というよりもストップウォッチとして使われていることの方が多くあります。

ストップウォッチに関しても、時計と同様にアナログとデジタルのメリット・デメリットが見られます。

陸上競技

短距離走では、デジタルストップウォッチを見かけますね。

デジタルなら「9秒58」という100分の1秒まで表示ができます。

また、中長距離走でラップを取りたいときもデジタルですね。

水泳競技

地域の水泳施設等でこのようなストップウォッチを見たことはありませんか?

水泳中は腕時計を確認する作業が、陸上競技よりも困難です。そのため、プールに1台、上のようなストップウォッチが用意されます。

当然ながら、数人が同じストップウォッチを使うことになりますので、いちいち止めることはできません。ですから、一瞬で針がどのくらい進んだかで時間を把握することのできるアナログ時計の方が都合が良いのでしょう。

おもしろ時計

最後に、少し変わったおもしろい時計を紹介します。画像をクリックすると商品ページへアクセスできます。

LEDが光ることで数字を表すデジタル時計です。様々な色合いが美しく、暗い寝室でも見やすいですね。

 

アナログ時計の針を体の一部にした時計もあります。

 

逆回転するアナログ時計もありますよ。

 

 

 

アナログ時計やデジタル時計の他にも、日時計、振り子時計、燃焼時計など、様々な時計があります。『時こくと時間』の学習を機に、児童が時計に興味を持つようにしてみましょう。

 

-1年生の算数, 2年生の算数, 3年生の算数, 単発授業

執筆者:

関連記事

no image

いくつといくつ ~数の分解~

たし算ひき算の前段階といえる「いくつといくつ(数の分解)」の授業のポイントについて解説していきます。 学習指導要領解説算数編にも「数の合成や分解」という言葉で出てきますが、授業の流れ的には、①分解②合 …

no image

三角定規2枚で作ることのできる角度

2種類の三角定規を1枚ずつ使って、どのような角度が作れるでしょうか。 角をそのまま使って まず、30度、45度、60度、90度、180度は、下のように、すでにありますね。 それでは、三角定規を組み合わ …

数字の種類(3種類)メリット&デメリット

世界には様々な表記法と記数法があります。様々な表記法と記数法を知ることで現在、主に使われているアラビア数字のよさが際立ちます。 数と数字の違い そもそも『数』と『数字』は何が違うのでしょうか。 簡単に …

no image

カレンダーの数字のヒミツ

カレンダーの数字には、様々なヒミツが隠れています。ヒミツの証明まで考えなければ、3年生以上の学年で扱うことができる教材です。 あなたは、いくつのヒミツを見つけることができますか?このページでは9種類の …

no image

『重さ』導入の授業の展開の仕方と指導のポイント

『長さ』、『広さ(直接比較のみ)』ときて、3年生では『重さ』の授業です。 『長さ』の授業と同様に、比較の方法4段階を経るのが望ましいです。また、目に見えないからおもしろく、目に見えないから難しい『重さ …