算数を究める

算数の基礎と雑学をわかりやすく解説します。よりよい算数授業と算数好き児童を増やすサイト

1年生の算数 単発授業 算数の基礎

幼児はどのように数をかぞえるのか? 数の数え方6種類

投稿日:2020年7月19日 更新日:

物の数をかぞえるという行為は、算数において、最も基礎的な学習といっても過言ではありません。

幼児から小学1年生の児童は、どのように物の数をかぞえるのか、親として授業者として抑えるべきポイントを解説します。

それでは早速、下のりんごの数をかぞえてみましょう。

あなたなら、あなたのお子様なら、あなたのクラスの子なら、どのように数えますか?

数え方① 1つずつ かぞえる

最も単純で、最も簡単な数え方は、1つずつかぞえることです。1つずつかぞえるといっても、様々な数え方があります。

バラバラにかぞえる

これでは、どのリンゴをかぞえたのか、わからなくなってしまいます。端から順番にかぞえることを教えましょう。

縦にかぞえる

これは、面積の考え方に近い かぞえかたです。

横にかぞえる

文章を左から右に読んでいくので、数をかぞえるときも、左から右へかぞえていくことが自然です。

3~4歳の子は、このように数えることが一般的でしょう。

 

数え方② かぞえたし

5のまとまりに注目して、1から5までかぞえることを省略します。そして、「6・7・8・9」と、途中からかぞえます。

1から10までかぞえることができる子でも、「2から」「5から」など、途中からかぞえることは、難しいです。ぜひ、練習させてみましょう。

数え方③ まとまりで かぞえる

「に・し・ろ・や」と かぞえていき、最後に1をたします。かなり面積の考え方に近いですね。

 

数え方④ かぞえひき

「10のまとまりから、10・9」とかぞえるやり方です。10から1まで逆にかぞえられることが条件です。

 

このように、「物の数をかぞえる」というだけでも、様々な方法があります。子がどのようにかぞえているのかによって、物をどのように捉えているのかが見えてきます。

「1つずつかぞえる」よりも「かぞえたし」の方がレベルが上です。しかし、「□歳までに、このかぞえ方ができていないとダメ」ということはありません。

子の理解度・発達段階に応じて、「こんなかぞえ方もあるんだよ。」と教えてあげましょう。

かぞえながら「面倒くさい」という声が聞こえたら、次のレベルへ移行するチャンスです!

-1年生の算数, 単発授業, 算数の基礎

執筆者:

関連記事

□を使った式の落とし穴(□の使い分け)

□は、数をかく場所としての記号として用いる場合と、未知の数量を表す記号として用いる場合、変量を表す記号として用いる場合の3つの使い方があります。 ここでは、□が用いられる場面や児童のつまづきやすいポイ …

数字の種類(3種類)メリット&デメリット

世界には様々な表記法と記数法があります。様々な表記法と記数法を知ることで現在、主に使われているアラビア数字のよさが際立ちます。 数と数字の違い そもそも『数』と『数字』は何が違うのでしょうか。 簡単に …

かけ算の順序問題

1皿に5個ずつみかんがのっています。4皿分では、みかんは何個でしょう。 この問題の式を 「 4✕5 」と書き、テストでバツをもらった!日本の教育はおかしい! というようなかけ算の順序問題を聞いたことが …

no image

「数」というものをどのように教えるのか

大人にとっては、当たり前すぎて意識をしないほど、「数」というものは、日常生活のありとあらゆる場面で出てきます。 しかし、生まれてすぐに「数」というものの存在をしっている人はいません。 それでは、「数」 …

no image

三角定規2枚で作ることのできる角度

2種類の三角定規を1枚ずつ使って、どのような角度が作れるでしょうか。 角をそのまま使って まず、30度、45度、60度、90度、180度は、下のように、すでにありますね。 それでは、三角定規を組み合わ …