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数字の書き方

投稿日:2020年3月28日 更新日:

小学校1年生で習う数字ですが、小学校入学前に、数字を書ける子が多くいる一方で、間違えた書き方(間違いとは言えないまでも正しくない書き方)で覚えてしまっている子も多くいます。

もちろん、該当の数として認識ができる範囲の書き方であれば、テストでバツになることはありません。

しかし、正しくない書き方は、間違いに繋がります。

このページでは、正しい数字の書き方と児童が間違えるポイントについて解説します。

 

教科書で使われる数字のフォントについては下のページを参考にしてください。

0の書き方

0は上から左回り(時計と反対まわり)に書きます。

〇(丸)を書くときには、下から右回り(時計まわり)に書きますので、区別をさせましょう。

1の書き方

1は、真ん中の線に沿って、上から下へまっすぐに線を引くだけです。終筆はしっかりと止め、下のように、はらってはいけません。

また、頭を折ったり、

下に土台を書いたり、

する子は、かなり多くいます。

2の書き方

2は、曲線も角もあるため、書きにくい数字です。

てっぺんを中央の線に合わせて、始筆と角を合わせると、整った字になります。

下のように、角だけになってしまったり、

曲線だけにならないように、指導しましょう。

3の書き方

3は曲線が2つあるので、2よりも書きやすい数字です。

折り返しを中央の線に合わせて、上の丸よりも、下の丸を少し大きくするときれいに書くことができます。

しかし、下のようにまっすぐな線にしてしまったり、

曲線の長さが短かったり、

する子は多くいます。

4の書き方

4は、バランスが難しい数字です。横線が中央の横線と平行になるように書けると形が整います。

下のような4の形の方がフォントとして多く一般的ですが、てっぺんはぶつからないように指導をしましょう。

一画目をまっすぐ下におろしたり、

右側を出さなかったり、

する場合には、書き直しをさせましょう。

5の書き方

5は、1画目と2画目のスタート地点を同じに書けるかどうかがポイントになります。

下のように、左側が出たり、

上が出たり、

しないように注意しましょう。

6の書き方

6は、始筆と〇の上と下が中央の線に乗れば、きれいな形になります。

始筆から上にあがったり、

逆に、始筆から真下におろしたり、

する書き方をする子が多くいます。

7の書き方

7は左右の長さを均等にし、終筆を中央線にのせるときれいな形になります。

多くのフォントで使われる

上のような形の7は、1と混同しやすいので、書かせません。

8の書き方

8は3と同様に、上の〇よりも、下の〇を少し大きくします。

クロスの位置を中央に合わせたり、

最後の右上がりは、直線を書くようにすると、

形が整います。

児童の中には、〇を2つ書く子もいます。

一見すると、正しい書き方との区別がつかないので、注意が必要です。

9の書き方

9は、下のように書き順で間違える子が多くいます。

8のはじめを書くように9を書かせましょう。

数字のフォントは様々なため、教科書通り(教わった通り)ではない書き方をしてもテストではバツになりません。(バツにする人もいるかもしれませんが)

しかし、実際に高学年でも、自分の書いた字が上手でなく筆算の計算ミスをしたり、6とbがわからなくなってしまったりする児童はかなり多くいます。

「そんなことくらい」と考えず、「教えるならしっかりと教える」という気持ちで、正しく数字の書き方を身につけさせましょう。

 

 

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