分数の計算で一番厄介なのが「約分」です。
せっかく計算ができたのに、約分をしてないがためにバツをもらう子はクラスの9割にのぼります(私調べ)
約分をする上で、最も大切なのが、数字を見て割り切れる数字を探すこと、別の言い方をすれば、数の約数を素早く見つけられるかです。
このページでは、約数を見つけるポイントを紹介します。
もくじ
2 で割れる数
1の位が、2,4,6,8,0 (偶数)であれば、2で割り切れます。
例えば、12,26,100 などです。
3 で割れる数
すべての数をたして3か6か9になれば、3で割り切れます。
例えば、483でしたら、4+8+3=15 さらに、たして、1+5=6 6になったので、483は3で割り切れます。
482÷3=161
4 で割れる数
下2桁が、4で割り切れれば、4で割り切れる数です。(00でもOK)
例えば、5848で考えると、下2桁の48は4で割り切れますので5848も4で割り切れます。
5848÷4=1462
5 で割り切れる数
5で割り切れる数は1の位が0か5です。
例えば、40,125,625 です。
6 で割り切れる数
2で割り切れて、3で割り切れれば、6で割り切れる数なので、上であげたやり方を組み合わせて、
1の位が0,2,4,6,8 (偶数)で、すべての数をたして3か6か9になれば、6で割り切れます。。
例えば、738は7+3+8=18 1+8=9なので、3で割り切れ、1の位が8なので2で割り切れるため、6で割れる数です。
738÷6=123
7以上の数については、小学校段階では不要でしょう。そもそも複雑なので、これを理解するくらいの子は約分なんてへっちゃらなはず…。
とりあえず、2で割り切れる数、3で割り切れる数、5で割り切れる数を判別できれば、約分は乗り切れるでしょう。