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4年生の算数

わり算の筆算が、どんな子でもできるようになる裏ワザ

投稿日:2021年4月29日 更新日:

わり算の筆算には、

①商を予想する

②かけ算をする

③ひき算をする

という3つのハードルがあります。この内の1つでも欠ければ、解くことはできません。既存のやり方では!

このページでは、なんと、繰り下がりのひき算さえできれば、どんなわり算の筆算でも解くことができる裏ワザを紹介します!

商を予想しない!

わり算の筆算では、商を予想しなければなりません。そして、商が大きすぎても小さすぎてもダメで、もう一度計算をし直す必要があります。

商を予想するのが苦手な児童は、計算も好きではないことが多いです。もう一度商を立て直してかけ算して…。それでも違ったらまた繰り返さなければなりません。もう嫌になってしまいますよね。

そこで、商を予想するのを思い切ってやめてみましょう!

立てる商は全て1に!

商を予想せずに全て1で計算すれば良いのです!

当然のことながら、『あまり』は31(わる数)より、大きくなります。

ここで、予想した1を消さずに、あまりを31で割ればいいのです!ここでも予想する商は1で構いません。

まだ、あまりは31より大きいので、計算を続けます。31(わる数)よりも、あまりが小さくなるまで続けましょう。

やっと、あまりが31より小さくなりました。最後に商の1を全て足しましょう。

これで答え「4あまり28」を求めることができました。かけ算を一切使わずに、繰り下がりのひき算だけで解けましたね。ちょっと面倒かもしれませんが、確実に答えを出すことができます。

もう少しレベルアップして、面倒くささを減らしてみましょう!

商は大きすぎなければOK!

先ほどは、商を全て1で計算しました。少し面倒だったので、他の数字でもやってみましょう。

商を3と予想したらどうなったでしょうか。

あまりが59なので、わる数31より大きくなってしまいました。本来では、ここで、筆算を全て消して商を予想し直して…。とするところですが、このまま計算をし続けましょう!

あまりがわる数より小さくなったので、最後に商を足します。

これで答え「4あまり28」が出せました。

このように、あまりがわる数より小さくなるまで、計算を繰り返すことで、いつかは答えにたどり着くことができるのです!

わる数が3桁になっても、整数でなく小数であってもこの裏ワザで解くことができます!

 

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