わり算には、割る数(除数)と割られる数(被除数)を同じ数でかけたり、わったりしても答え(商)は変わらないという性質があります。
お金で考えるとわかりやすく、
6÷2は
60÷20は、
600÷200は、
と、どれも、硬貨6枚を2枚ずつ分ける という考えになり、6÷2 という簡単な計算でできます。
次に、30÷10 について、五円玉硬貨が何枚あるかで考えてみましょう。
式は、またもや 6÷2 になります。
この問題を経て、児童が、「硬貨(○円玉)じゃなくてもできないかな?」と思考を発展させたいです。例えば、42÷14だったら、除数と被除数を7で割って、6÷2 といった具合です。(もちろん4や12で割っても構いません)
理解が難しい児童には、7円玉で考えさせて、
とすると、わかりやすいでしょう。
そして、この学習は、6年生の「分数の約分」に繋がります。4年生の段階で、わり算の性質について理解ができていれば、苦手な児童の多い約分もこわくありません!
約分に大切な割り切れる数の見つけ方も参考にしてください。↓↓