健康観察で、児童の名前を呼ぶとき、
「今日はあるルールで名前を呼ぶよ。どんなルールかわかるかな?」と告げてから、
出席番号が2,4,6… と2の倍数となる児童を呼んでいきます。
児童は、「いっことびだ。」「出席番号が2の段の答えだ。」「2の倍数だ。」と言い始めるでしょう。
最後まで呼び終わったら「正解出席番号が2の倍数となる人でした。」と答えを言います。
次に、「もう一度、別のルールでやるよ。」と言ったあと、
出席番号が3,6,9…と3の倍数になる児童を呼びます。
このとき、出席番号が6の児童と12の児童など、6の倍数になる児童は2回呼ばれるところに着目しても面白いですね。
最後まで呼んだら、正解を発表します。
さらに、出席番号が4の倍数、5の倍数と続けます。
ここで児童に問題を出しましょう。
「一度しか名前が呼ばれない人の出席番号は何番ですか?」
その児童の出席番号が、素数です。
さらに問題を出します。
「悲しいことに一度も名前を呼ばれない人の出席番号は何番ですか?」
出席番号1番の児童ですね。1は素数ではありません。
この授業は素数の導入でも、素数を学んだ後にも使えます。
本当に健康観察の時間を使って行うなら、1時間目に算数があるときにやらないと大変なことになりますが…。
同じ様な展開の仕方で倍数の学習もできます。それについてはこちらをご覧ください。↓
[…] 健康観察で素数の学習 […]